今日の九州は北部は曇りマークだけど

南部の一部は晴れマークで降水確率0%ですって。



なので選択肢はその一部しかないわけで

そこを目指してツーリングしてきま~す。


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ドルルルーーー!



今日の相棒は銀ガメ号で

やっぱりと言うか当然のように古賀IC付近で

パラパラと雨が降りました。

(晴天の日でもここだけ降るのよ) イヤガラセかっ!


でも大宰府ICを過ぎたら秋晴れでございます。



菊水ICで高速を降りて

有明海方面を目指す。

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急ぐツーリングでもないし

国道ばかりじゃつまんないので適当に

裏道を選びつつ走ってみた。


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紅葉してる?


枯れてる?



平地なので紅葉は11月後半くらいだと思うけど

木の種類なのかすこし色付く木々を見ながら

長洲に到着。


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スポーツセンターから

大きな造船所を眺めます。


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遠浅の有明海なのにこんな大きな船が造れるのね。


今日は天気予報をあてにしてやってきた

ここから北上しつつ佐賀方面で遊ぶ予定。

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普通なら長洲まで来たら

長洲港から出るフェリーで島原半島へ渡るのだけど

今日はこの長洲が一か所目の目的地。


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「金魚の館」


かなり前に寄った事があるけど

その時には居なかったでっかい金魚に会いたくてまたやって来たと。

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敷地内の池には金魚がウジャウジャ?と思いきや

鯉がウジャウジャ。

(金魚は鷺に喰われた?)

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金魚とはまったく関係な広大な広場もあって

近くの子供連れのファミリーに人気の場所みたいです。



では金魚の館の中へおじゃましま~す。

(タダです)

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館の中には金魚の水槽がいくつもあって

もはや先祖が鮒だったことなど知る由もないような見た目の

金魚がいっぱい。


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カレイやヒラメのように目が上についてる

有頂天なんて名前の付いた金魚もいます。



個人的には真ん丸なピンポンパールが大好きなのだけど

それほど珍しい品種じゃないので展示はされていませんでした。




んじゃ、一番の目的のでっかい金魚さんにご対面!

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く~~~っ!



可愛すぎます。


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そしてなんてリアルなんでしょう?



オゾンだけで何世代も品種改良すると

実際にこれくらいの大きさの金魚出来ないかなぁ?

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まぁ、水槽の問題もあって

一般家庭じゃ飼えね~しエサ代がこえ~。



金魚すくいをするのもクレーン車かモビルスーツがないと

無理だな。



やっと会えた金魚くんに

しっかりご挨拶。

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では銀ガメ号に戻って

ツーリングの続き~。


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世界遺産の万田坑跡の前を通過し

日本一のアトラクションの数を誇るグリーンランドが見える

ところまで来たところから住宅街に少し入って

「荒尾観音」


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ここもグリーンランドの一部なんじゃ?と思うような

とっても個性的な仏像が並んでおられます。



閻魔様 ↓

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顔色が紫色と言うことを差し引いても

迫力満点でございます。



敷地の奥にもでっかい仏像が。

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菩薩様の中に坊様?



このでっかい仏像群の中で

一番怖いのがこの方 ↓

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雷神がいたので風神?と思ったけど

天邪鬼っぽい顔だ。



見れば見るほど私が来るにふさわしい

ワンダーランドでした。

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境内の上にも白い仏様。

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またその下の法面にもズラリと並ぶ仏像。


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フルカラーで塗られてるお地蔵様も居れば

全身銀ピカ1色で塗られた仏像もいらっしゃいます。



どういう順番で回るのが正解なのかわかないけど

出口と言うか入口には大きな石灯篭が建っていました。

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石と言うかコンクリート製ですが

これもまたとっても個性的。

(さっきからすごく言葉を選びながら書いています)




いかがでしたでしょうか?


これは間違いなく

隠れたパワースポットですよ(笑)



いっぱいの観音様から

ご利益をいただいたら近くにある三池港灯台へ移動。



そろそろかな~?と思いながら走ってると

目の前の山の上に灯台が見えたよ。

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灯台まではこの鳥居からだと歩くしかないので

山の向こうまで行ってみると車も上がれる上がり口がありました。



神社の駐車場に銀ガメ号を停めて

「三池港灯台」

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始めて来たけど

昔の灯台の頭部を持つ大型灯台です。


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初点燈は昭和26年12月


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終戦からたった6年しか経ってない時に

建てられた灯台です。



灯台は普通なら岬の先端などに建ちそうだけど

有明海周辺は干拓地のための埋立地が多くて

建てた当初は海に突き出た山だったのかも。

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灯台からは有明海と対岸に

雲をまとった雲仙普賢岳が見ます。



そんな眺めのいい展望所のある灯台。

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まだお昼じゃないので今日はなにも買って来てないけど

ここでお弁当タイムでもいいかもね。



では会いたかった三井港灯台に挨拶。

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駐車場に戻って

四ツ山の山頂にある大吉稲荷神社にも参拝。


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名前からして縁起がいいお稲荷さんです。



では灯台も見たし参拝もしたので四ツ山から

下りますが道からの景色もなかなか。


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ちょうど熊本県との県境になるので

見えてる街は福岡県の大牟田市。


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今までいた熊本県の荒尾市も

いま走ってる福岡県の大牟田市もかつては

大きな炭鉱の街でした。



そんな炭鉱の遺産。

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「三井三池炭鉱三川坑跡」


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わたしが一番廃墟系を探しまわってる頃は

固く門が閉ざされまったく入る事が出来なかった炭鉱跡ですが

今は一部ですが公開されています。

(注:公開は基本土日・祝日限定)


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昭和15年に開坑した三池炭鉱のもっとも主だった

炭鉱跡でこれはその三川坑第二斜坑の坑口。


ちなみに炭塵爆発事故を起こした第一斜坑はすぐ隣ですが

すでに埋められて更地になっています。



では第二斜坑へ・・・


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入昇降口は見学できるように

鉄骨で補強されてるけどめっちゃ低い。



昔の日本人って背が低かったからね。


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斜坑はさすがにがっつりとコンクリートで

塞がれていますが当時のトロッコが錆びたまま置いてあるのが

素晴らしい。


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昇降機の操作用の基板?



保存の意味もあってなのか

新しく屋根が据え付けられていますが

廃な雰囲気をうまく残してくれています。

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斜坑の坑口から出ると

トロッコの線路がいっぱい伸びててかっこいいったら

ありゃしねぇ。

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いいわぁ~


いいわぁ~


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長く封鎖されてたおかげか

人の手があまり入ることなく時のままに

すべてをゆだねてた感がたっぷり。


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胸が熱くなるほど錆びたトロッコの背後には

近付けないほど老朽化の極限に達してる木造の建物があります。


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繰込場といって鉱員の控室みたいなものらしい。


一通り見て管理棟に前に戻ると

公開用に用意したのか三池炭鉱専用鉄道電気機関車が

展示されています。

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凸な形がとってもキュート。



管理棟でお礼を言って

三川坑から出たらすぐ裏を通ってる有明沿岸道へ


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実は初めて通ったけど

めっちゃ快適だね。


タダだし(笑)

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大牟田北ICで降りて

しばらくクリークが点在する農地を走って

山川みかんに来てみました。


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ウフフ♬


めっちゃリアルシリーズ


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喰えそう。



JAの山川支所にあるミカンのオブジェなんだけど

ここまでリアルだともうアートだよね。

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みれば見るほど

喰えそうに思えてくるよ。


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噛むと本当に果汁が噴き出るんじゃないか?と思ったけど

やっぱり硬かった(笑)



それでは熊本~福岡県と来ましたが

ここからは佐賀県の佐賀市方面へ

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水郷柳川を抜けるルートで

柳川を通過するところで西鉄天神大牟田線の柳川車両基地。


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わたしの住んでる場所の関係上ほとんど乗る事はないけど

このアイスグリーンを見ると我が街の私鉄だって感じる。


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しばらく乗ってないけど

わたしの持ってる自転車と同じチェレステカラー。

(今、所有してることを思い出しました)



柳川を通過してそろそろ佐賀市の市街地だな~ってところで

ランチ場所を探しながら走りますがランチ場所を見つける前に

目的地に着いてしまった。


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今年の7月に描かれた

浄土寺の壁画。


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ザラザラした壁に描かれてるので近くで見ると

すこし荒いけど離れてみると水墨画にしか見えない。


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絵の中には竜やフクロウも描かれていて

端から端まで見ごたえた~~~っぷり。



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た~~っぷりって言うくらい

ほんと長いのよ。


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ほらね(笑)



全部写すには道路を渡ってからじゃないと入らないくらい長いの。



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銀ガメ号も全身モノトーンなので

壁画に中に綺麗に溶け込んでます。



では、壁画も見たし

ランチをどこで食べようかな?



とは言ってもスタバなどが真ん前にあるものの

佐賀大の学生がいっぱいいるエリアなので

すこし落ち着いた郊外に出ようかな?



ここでスマホを出してランチ場所を検索するけど

わたくし裸眼ではなんともないのだけどコンタクトレンズを入れると

老眼が出てスマホの字が読めないの。



バイクに乗り始めてからずっと乗るときは

コンタクトレンズだったのだけど

ここ数年から急に見え辛くなったのよ。



なのでこのツーリングからわたくし

「老眼鏡デビュー」いたします。


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コンタクトレンズじゃないときは近視用の眼鏡してるけど

老眼鏡をつけるとお目目が1.2倍くらいに大きくなって

可愛く見える気がする(笑)



で、大きく見えるスマホの画面からパンケーキのお店を見つけて

そこに向かうものの定休日じゃないはずなのに何故か閉まっとー。

(田舎町あるある)


仕方ないのでチェーン店だけど

あずみうどんで天ぷらざるうどん。

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北九州には根強い人気の資さんうどんと言うチェーン店があるけど

同レベルな感じ。


今日は何食べようかとか考えるのが面倒な時に

24H営業だし市内のどこにいても近くに支店があって

行けばなんとかなるお店として利用する便利なうどん屋さん。

(個人的に有名な丸亀うどんより好きです)



ではお腹は満たしましたが今日は

ツーリングらしい道を走ってないので佐賀の山の中へ



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川上峡から三瀬を抜けて背振山までの

クネクネ道。


天気予報で0%のエリアから外れてるためか

雲って来たうえ山の中なので朝より寒くなりました。



林道の途中でバイクを停めてインナーを着て

ジャケットのエアインテークのファスナーも全部閉める。



三瀬を抜ける時にこのまま福岡市方面に抜けて

都市高速経由で帰路につくルートも考えたけど

ちょっと食べたいものを思い出したので再び佐賀平野側へ下ります。


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めっちゃ楽しい連続ヘアピンを下って

吉野ヶ里にある「やぐら寿司」


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食べるのはお寿司じゃなくて

「人妻プリン」


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いろいろ選べるけど今日は真由美にしよう。


テイクアウトもできるけど

店内で食べると消費税10%なのよね~。


でもバイクの客に特にやさしいお店なので消費税そのままに

2%割引でいただきます。

(誰だ?このクソめんどくさい軽減税率を出したやつは?)



お店の御主人とバイク談義をしながら

期待を裏切らない人妻の味を堪能させてもらいました。



美味しかったので他の人妻をもう一人(個)食べようかとも

思ったけど最近喰っては寝てばかりいるので一人で我慢。



んじゃ帰ろー。



帰りは時間に余裕があるので

下の道をのんびりと走って夜須高原を越えて帰りました。

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高原の上のアメリカ楓は紅葉してます。



ガレージに帰る前に給油を済ませると

サンセットタイム。

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行く場所が晴れてる場所ってことで

エリアが限定されましたがこっちに戻ってからも

雨に降られることなく無事に帰れました。


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最後の給油中の時まで雲がかかってたけど

今日は観音様とかにいっぱいご利益をもらったお陰か

サンセットタイムだけ雲が避けてくれたよ。


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少し前に見た橋の下アートの電車の場所。

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(橋の下アート)


実際に目の前は水田で

脳喰い虫が煙のように集まって飛んでいますが

そんな事はまったく気にならない

素敵なサンセットをありがとう。


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そんなに遠くに行ってないのに

3県を駆け抜けたツーリングはおしまい。



これかさらに秋が深まって何を着て出ていいのか

悩ましい季節になりますがどうぞまたの御乗車をお待ち申し上げます。



◆◇◆ Minorist Hibiki ◆◇◆