(※走り過ぎてレポが追いつかないため10/28のツーリング)



[晴れ]

今日の最長到達点は「島根県」


g1.JPG


陽がどんどん短くなって日帰りで遠くまで行くのは

今年はこれが最後かもしんない。



あ、わたしの中の「遠く」は往復400km超えを目安にしています。

(阿蘇はギリギリ超えない距離です)


1-2.jpg

一番家から離れたところは島根県ですが

まずは山口県の美祢西ICで高速を降りて

インターチェンジの目の前にある旧厚保郵便局。

2-2.jpg

昭和9年(1934年)の建てられた郵便局跡で

すぐ近くに新しい郵便局が建って移転してからは

良い感じの廃な建物になっています。

3-2.jpg


しかもわたしが初めて見た時に比べて

ほったらかし放題伸びまくった

蔦が凄いのよ。



ここでグローブを変えたり

ネックウォーマーを外したりと少しだけ身軽になって県道33号線。

g2.JPG


美祢からR316に入って北上して

道の駅おふくの先にある石灰窯跡。


4-2.jpg


前は藪に埋もれてたけど

見学できるように一度整備したらしい。


5-2.jpg


けど誰も近くまでいって見学しないためか

藪が深くなっています。


6-2.jpg


この周辺は石灰石が多く取れる産地で

これは昔に生石灰を作るための徳利窯の窯の部分。



煉瓦で組まれた三連アーチがかっこいい近代化遺産でございました。



石灰窯から振り返ると秋晴れの空。

7-2.jpg


さらにインナーを脱いで

どんどん北上するよ~。


g3.JPG


しばらく北上してると道は山から抜けて

日本海側まで出ます。


g5.JPG



R191を萩方面へ



g6.JPG


三隅の近辺から

ナビを起動して松島方面へ向かう細い道を入っていくと到着。


8-2.jpg

ウフフ

灯台好きなら寄らねば。




めっちゃカクカクしたシンプルなデザインの灯台。

9.JPG


名称を知らないまま来たけど

プレートを読むと・・・


11.JPG

「松島二子照射燈」と言って

昭和53年生まれらしい。



この年代に多いタイルが貼れた外壁のスタイル。

(便所タイルとも言う)

12.JPG


まぁ、灯台のデザインは萌感がまったくないけど

初めて来た岬なので景色は楽しめました。


10-2.jpg


離島の幸島が目の前に見えて

さすが山陰の海らしくめっちゃ綺麗。


g7.JPG


灯台を出てからは萩市内を通過して

コバルトライン


g8.JPG


何時も通る時は寄る

木与の浜のパーキング。


13-2.jpg


この海の色がたまんないのよ。


14-2.jpg


真夏のような原色に近い色にはなんないけど

それでもコバルトブルーに感動します。


15-2.jpg


しばらくこんな海を眺めながらバイクで走る

贅沢な時間を噛みしめながら次の目的地へ


16-2.jpg

本日の「隧道が好きだ」



惣郷地区にある岩山をくり貫いた隧道で

それをくぐると惣郷川橋梁でございます。

17-2.jpg


数年前は橋の補強工事でネットが張られていたけど

綺麗になってわたしが来るのを待ってくれていました。



そんな橋で列車を待ちます。


10分ほど待つと遠くからレールの響く音がし始め

トンネルから警笛が鳴り響きます。

18-2.jpg

「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」


19-2.jpg


キャーーーー!



かっこいい。


20-2.jpg


アメフトのヘルメットのようなデザインが

斬新だよ。



イギリスのロイヤルグリーンを彷彿させる

深い緑がめっちゃ高級感があります。



瑞風を見送ったら

もしかしたら追いつくかな?と思ったけど

あれってこんなローカルな場所じゃ停まんないんだよね(笑)



意味なく追いかけてるうちに

もう島根県入りしてました。


21-2.jpg


ずっと綺麗な海が続いてる中で

わたしのお気に入りの人形鼻。


22-2.jpg


コバルトブルーの海と荒々しい日本海らしい

風景が入り混じる景色が見れます。


23-2.jpg


その風光明媚な風景の先に

衣毘須神社。


24-2.jpg


去年だったか?


2回目の再訪ですが島に続くエンジェルロードも良い感じ。


25-2.jpg


満潮になると離島になる島で

タイドグラフを見ないまま来ちゃったけど

ちょうど渡れる状態だよ。


26-2.jpg


ちょっと道が広すぎたけど

まったく濡れることなく渡れそう。



海岸は平べったい小石でできた浜になってて

水切り用の石が選び放題。

27-2.jpg


対岸に見える出雲まで飛んじゃいそう。




浜辺の小石をザクザク踏みながら

衣毘須神社の参道へ

28-2.jpg


前に来た時と同じく岩にへばりつくように

今日もダルマギクが綺麗に咲いていました。


29-2.jpg


土も無ければ日本海から吹き荒れる

潮風に耐えながら咲くけなげな花を愛でる。


30-2.jpg


本殿に今年一年安全運転が出来た事を報告し

今後の安全も祈願します。


31.JPG


本殿のある岩山の上からの眺めも最高!


32-2.jpg


ずっと九州を愛でてるわたしにとっては

九州では見ない岩の色や海の色の微妙な違いで

旅情をめいっぱい感じます。


33-2.jpg


衣毘須神社の周辺も同じような

岩場の海岸が続く。


34-2.jpg


ダルマギクがたくさんへばり着いた

登れそうで登れなかった岩。


35-2.jpg


わたしが見つめる水平線の真北には大陸。



誰にも知られずに

ぽっかりと穴が空いた岩。

36-2.jpg


火山系の固い岩だけど

冬の荒波で削られていくんんだろうね。


37-2.jpg


こうして日本海を堪能したら

タイトルの龍の道と呼ばれる龍の頭の方へ

向かいたいと思います。



g9.JPG


R191を少し戻って道の駅ゆとりパークたまかわで

ランチにしま~す。


g10.JPG


食べるのはうなぎじゃないよ。


時間かかるし。




今日は私が滅多に食べない

毎日食べたら絶対体に悪そうなソバめしを頂きます。

g11.jpeg


焼きそば味のチャーハンに

刻んだ焼きそばの麺が入ってるだけで野菜っ気も

なにも無い男飯。


ご飯だけとは違って麺のモチモチ感が加わって

とっても美味しいけど栄養バランスは最低かも(笑)


近くにあったら無性に食べたくなって

常習化する危険をはらむ食べ物でした。


g12.JPG


ランチの後はk17でいままで海だったルートから山奥に入って行き

さらに細い県道306へ曲がると到着。


38-2.jpg


「龍鱗郷」


43.JPG


「りゅうりんきょう」と言って

阿武火山群が形成した柱状節理が大規模に

露頭している切り通しです。



39.JPG


綺麗な蜂の巣のような六角形の石が

いっぱい。


40.JPG



斜面を見るとぜ~~んぶ六角形の石ばかり。


41-2.jpg


切り通しにする前は

山全部が柱状の岩山だったんだろうね。


42-2.jpg

自然の作り出す造形って凄い!



龍鱗郷を出たら

さらに龍の頭の方へ向かいます。


g15.JPG


県道17でさらに内陸へ


g17.JPG


しばらく山陰らしい石州瓦の家がポツポツと建つ

里山の中を走る。


g18.JPG


k124に曲がると

見た事ある道に出ました。


g20.JPG


一度真夏の避暑で来たけど

暑かった「畳ヶ淵」


44.JPG


誰も居ない駐車場に銀ガメ号を停めて

淵に降りる階段を下ると柱状節理で形成された

渓谷があります。


45-2.jpg


ここが阿武火山帯の龍の頭の部分に

当たるらしい。


46-2.jpg


渓谷の側壁も立派な

柱状節理の崖。


51-2.jpg


川の中の岩も六角形 ↑ ↓


50-2.jpg


河童も喜びそうな場所だな。


47-2.jpg


河童の甲羅も六角形なので

親近感の湧きまくる場所だよ。



あ、みんな知らないと思うけどわたしって

実は河童が大好きなの。


49.JPG


畳ヶ淵は川まで降りる道はあるけど

後は自然の岩の上を歩くしかないので

自分で進むルートを見付けないといけません。



濡れずに歩けるルートをピョンピョン飛びながら

畳ヶ淵の滝へ

48-2.jpg


段差は無いけど龍の口のギザギザの牙越しに

滝が落ちてるように見える正に龍の頭。


52-2.jpg


龍の胴体の鱗もくっきりと六角形。


53-2.jpg


改めて来てみると

こんなに良いところだったんだね。



では陽も短いので

そろそろ帰路につきましょう。

g21.JPG


県道からR315へ


54-2.jpg


途中にある綺麗な牧場のメタセコイヤの並木を見たら

うり坊の郷で1日1ソフト。


g22.jpeg


トマトジュレのかかったトマトソフトが名物だけど

一度食べた事があるので今日はノーマル。


g23.JPG


休憩後は引き続きR315を津和野側へ走って

R9に出らず県道311へ


g24.JPG


メイン道路のR9沿いにはりんごの直売所がたくさんあるけど

こっちの道を行くとそのリンゴを栽培するリンゴ園がたくさんあるんだよ。


g25.JPG


時期的にリンゴも赤く色づいて

今が旬かも。


g26.JPG


美味しそうな赤いリンゴを眺めつつ

R489で南下。


55-2.jpg


大原湖くらいで綺麗な紅葉が見れるかな?と思ったけど

他の木々は紅葉してるのに銀杏はまだ青々してた。



今年の紅葉は少し遅いみたいだね。



徳地ICから中国道に乗って一気に本州の端っこ。

56-2.jpg


夕景を迎えた壇ノ浦PA。



メインの売店が工事中で

展望デッキに出れないけど今日も九州へと繋がる橋は綺麗でした。


57-2.jpg


この風景をみるといつも「ただいま」と言いたくなります。



ほどなくガレージの戻って

銀ガメ号を綺麗にしてあげたら今日のツーリングはおしまい。




朝晩寒いけど澄んだ空気の中を走れて

とっても素敵な1日に感謝。




では長らくご御乗車ありがとうございます

またの御乗車をお待ち申し上げます。



◆◇◆ Minorist Hibiki ◆◇◆