今日はすこし寒そうだけど

天気予報は太陽のマークだけ。



寒気が入るやら菜種梅雨の前線が通過しまくるやらと

コロコロと天気が変わるけど今日は安定して晴れそうなので

平日ライダー出動しま~す。

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今日はリアタイやを交換したばかりの茜ちゃん。



さぁ、乗りましたか?

では出発いたしま~~~~す!



天気がいまいちなら鳥でも探そうと思ってた日なので

今日もソロツーリングでございます。



行き先は玖珠方面から筑後川周辺を下流に向かって

北部九州の地図上に時計回りで

大きな△三角を描くようなルートで遊ぶ予定。


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まずは耶馬渓方面へアグリラインで向かいますが

途中でトイレ・・・



家を出る時に飲んだ珈琲が猛烈に外へ出たがって

我慢できない(汗)


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池の横の森の中で緊急事態を脱して

耶馬渓を走るR500へ。


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山国川沿いを上流に向けて走りますが

家を出る時よりここが一番寒かった。


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川を伝う冷気がたまってる感じ。



最初の目的地はもうすぐなんだけど

2回目のトイレと寒さに耐えきれなくなったので

街のホットステーションでHOTな飲み物で生き返りましょう。

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今日発売になったばかりの「アメージング チョコモーモー」


ココアをよりミルキーにした

冬にぴったりな甘いホットドリンクでございます。


手はグリップヒーターと防風バリアがあるので大丈夫だったけど

足先の感覚がなくなっててそれが徐々に戻ってきたので残りの

ちょっとの距離を走って目的地へ。

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火伏地蔵です。


あ、まだここが到着ってわけではありません。


目的地に一番近い場所ってだけでバイクをここに停めて

火伏地蔵にはちょっとだけ歩きになりそうです。


背後の藪に見えるけどちゃんと

人が歩いたであろうと思われる草が無い道があるので

そこをすこし上がると防護柵に行く手を阻まれる。

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この地域ではよく見かける柵なので

ちゃんと閉め忘れたりしなければ自由に入ってOK.

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太い針金で軽く巻いてるだけなので

簡単に開けて入ります。


この柵を見ると完全に人間の方が柵の中にいるって感じるよ。


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入ったのは良いけどバイクを停めたところから

なに一つ案内板もないんだけど合ってるんだろうか?

(今更ですが・・・)



まぁ、なければここは何もレポにも書かず

ボツにすればいいだけって言うのもソロツーリングの気楽さかな。



森に入りかけたところで

なんとなく進めそうなルートを発見。

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これかな?



バイクの教習場で出てくる一本橋くらいの太さの

崖っぷちの道を進むと「出ました!」


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鎖場!



でもビビるほどの高さじゃないので

とりあえず登ってみます。


左肩が痛いのであまり負荷を掛けないように

ゆっくりと(笑)

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すり減った階段の補助の為の鎖を伝って登ると

大人が2人上がると満員のような小さなスペースがありました。


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上から見ると崖の途中にポツンと窪みがあるだけみたいな場所に

火伏地蔵様がいらっしゃいます。

(説明板はないけど座標的にここで間違いない)


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「火伏地蔵」


え~っと、まさか数体あるとは思わなかったので

どれが火伏地蔵かわかんないけど全部に手を合わせておきました。


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フフッ!

「ここにツーリングで来たライダーは俺だけだ」

と自己満足にどっぷり浸れる至福の時間。



もしかしたらヒノカミ神楽も使えるようになるかもしれません。


では崖を下って来た時と同じように

柵を開けてしっかりと閉じてツーリングの再開。

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k43に入って玖珠方面にしばらく走って

さらに数字のない道へと入って行きます。


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大分県の山らしい

明るい林地帯に入りました。



始めて通る道なのでワクワク。



さらにすこし進むと広い牧場に出ます。

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特に牧草地があるだけで他は何にも無いんだけど

走った事のない道で発見する風景って格別だよね。


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茜ちゃんを停めてしばらくのんびりしてたけど

まったく車もバイクも通る気配が無い。


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すこしだけ脇道散策なんかをしつつ

林道の続き。


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笹や柏の林が

ずっと続いていて落葉してるため明るくて気持ちが良い。


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道は高塚愛宕地蔵尊に通じる広域農道に出るので

そのまま下ってR210に出て玖珠川(後の筑後川)沿いへ。



国道を少しだけ走ったら

川の対岸の道へ入ります。

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国道の対岸の道はほとんど車が通らないので

日陰部分は道路に苔が生えとるよ。



さらに少し進むとJR久大本線と並走。

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川と線路と並走していた道は

線路を渡った先から山の中へと入って行く。



車同士では離合できない細い林道を上がっていくと

不動様発見!

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その不動様の所が目的地でございます。


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「楓葉の滝」


本来ならこの時期の滝は水量が少ないのですが

菜種梅雨のおかげでちょうどいい感じの滝になっていました。

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筑後川水系の支流の滝にしては

かなり大きな滝だよ。



立派な滝だけど展望所などがあるわけでもなく

見学するのは道から。

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こんなに歩かないで見れるとは

なんて親切な滝なんでしょう。


その気になればバイクに跨ったまま見れるぞ。


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滝壺付近の滝相もすごく美しい。



ただ新しいレンズの望遠が55mmなので

これ以上寄れない。



滝を見た道は引き返すのも面倒なので

そのまま進んでみるといつものファームロードに抜けたので

日田の街でランチにしま~す。


何にするか考えるの面倒なので

間違いのない想夫恋の総本店。

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今日のランチはこことするっ!



メニューは見ずに

お決まりの日田焼きそばに生卵トッピング。

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パリパリでうま~い!


不思議と定期的に食べたくなる焼きそばで

お腹を満たしてご馳走様。



食後も引き続き筑後川沿いを下流に向けて

走る予定ですがランチからほど近い場所に行ってみたい場所があったので

お邪魔することにしました。

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「天領日田洋酒博物館」

(入館料:500円/大人)


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中に入るとおびただしい数の洋酒関連の

コレクションにビックリします。


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オーナーさんはわたしと同世代ですが

なんと一代で集めたと言うからさらにビックリだよ。


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飲みたいとかとても口に出して言えそうにもないほど

ビンテージ物と言うか酒造メーカーが逆に史料として欲しいと

言いそうなレアなボトルがびっしりと並んでいます。


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たぶんギフト用だと思うけど

その時代を反映するデザインボトルたちが面白い。

(全部未開封)



館内を軽く説明を受けたら

自由に見て回れますが館の端っこでバイク発見。


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富士重工のラビットだね。



まだ中古で買えるバイクだけど

このデザインと操作も当時のままで出すと絶対売れると

思うんだけどな~。

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見た目はスクーターなのに

左右にフットペダルがあるのが面白いよね。


「高山酒店」と書かれていて

お酒繋がりなのが泣かせる。



それとこの博物館の目玉でもある蒸留窯。

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これ、ニッカウヰスキーの創業者の

竹鶴政孝が北海道の余市に大日本果汁株式会社を設立して

1936年にウイスキーの蒸留を開始した時の本物の第一号蒸留窯です。


たぶんコレ ↓

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(ニッカウヰスキーのHPより)


どうやって譲り受けてどうやって運んだとかは

クッキングパパに載ってるらしいけど

そんなに貴重なものなのに普通に触ってもOK。

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銅板のたたき出しで軽くたたくと思ったより

肉厚でした。


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いままでそれなりの数のウイスキーを飲んで

現在はたまにアイラウイスキーの

癖の強いLAPHROAIG(ラフロイグ)や

ARDBEG(アードベック)を飲むけど知らない銘柄の方が圧倒的に多いな。


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展示用の広いスペースとは別に夜には

バーになるカウンターもあります。


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入館するとドリンクも付いてるので

ここでオレンジジュースをいただきました。


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カクテルに見えるかもしれないけど

ジュースだから。



当然今は飲めないけど

もし日田で宴会などがある時があれば絶対に寄りたいバーだよ。

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オーナーもバイクの免許を取って

すこし古いハーレーを探してるらしいので

またバイク談義でもしに行きたいと思います。



んじゃ街から出て

郊外にある神社へ。

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石井大明神。



楼門大好きなので寄り道しました。

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楼門といってもめっちゃシンプルですが

こんな素朴な感じも大好き。


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可愛い狛犬に挨拶をして

ここでも肩が早く治るようにお願いしておきます。


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自己紹介とお願いを言って見上げると

額が可愛い形してる。

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朝顔の葉っぱ?



石井大明神からは

R210を久留米方面。

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国道から車は入れない廃道側へ入って行くと

本日の「隧道が好きだ」


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廃道寸前の道にある岸山隧道。



廃道じゃなくて寸前と書いたのは

隧道の入口の外灯が点いてたから。


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もとはR210だったけど

橋でまっすぐ行けるになってから廃道みたいになっていました。



隧道自体はそれほど古くもないんけど

この隧道の横にある神社がめり込みシリーズなんだよ。

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田榮神社と言う神社で

崖にめり込むように建っています。


道は荒れてるけど

神社は綺麗に塗られて月日が経ってない感じ。

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この神社から

新しい国道の橋が良く見えました。

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では見えてる橋に戻って・・・・

のつもりだったけど橋の下をくぐる道を見つけたので

そっちへ行って見ると夜明ダムで行き止まり。


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1954年にできた発電用のダムで

8連のゲートがかっこいい。


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何度も見てるダムだけど

川のこっちから見るのは初めてだ。


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川の中流域をせき止めるだけのダムなので高さはないけど

コンクリートの風合いとかがめっちゃ良い。


地図上ではこのダムの下流から「筑後川」って馴染みのある

名前に変わるようですこし下流に行ったところに架かる

沈下橋へ行ってみます。

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「沈下橋と久大本線の鉄橋」


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ここも上の国道から見るだけで

始めて沈下橋まで下ってみたよ。


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ゴロゴロした石で河原が複雑になっていて

流れのないところでは魚の稚魚がウジャウジャ。



サブカメラが防水カメラ(TX30)だったので水中写真を撮ろうと思ったけど

使いやすい左腕が五十肩で伸びずに断念(笑)


道すがら譲ってくれる車には精一杯手を上げて頭もいっぱい下げて

最大限の感謝を伝えるのですが

今は腕が伸びずに「恥ずかしがり屋か?」と思われるような

小さなポーズしかできません。



バイクを端っこに停めて

スマホを取り出して一番近い駅の時間を見ると

すぐに通過しそうなので見送ろうと思います。

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ゴゴン、ゴゴンと響かせて通過する2両編成の可愛い列車を見送ったら

本日最後のスポットへ向かいましょう。


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R210で浮羽まで行って

浮羽草野久留米線で耳納連山のすそ野を走ります。



ここからナビを起動させて

路地の中に入って到着。

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のどかな場所で

「1日1カッパ」

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ここで見つけたカッパも十分レア生物ですが

水が坂を上るというミステリースポットなのでした。


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宮城県に水が逆さに流れるすっごく不思議な水路があるのだけど

福岡県にもあったとです。



でもどれだろう?

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あ~、たぶん水路から分岐してる溝だな。



もうお気づきと思うけど

分岐した水路が登坂に見えるのに

水が登ってると言う目の錯覚です。



でもここの錯覚はかなり優しい目で見てあげないと

いけない気がします(笑)

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溝の勾配をしばらく眺めてから

水の流れる方向を見るとなんとなく登ってる気がする。


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しかしよく考えてみると

この微妙な錯覚なのに気づいた人がいるっていうのがすごいと思ったよ。



場所もめちゃくちゃマイナーな場所だし(笑)



では水も気分も上げ上げになったところで

そろそろ帰路につきましょう。

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帰る前に田主丸大塚古墳に上がって

筑後平野を眺める。


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平野の左のぺったんこは佐賀平野。


わたしは奥に見える山の右側付近を越えて帰ります。

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「今日も青空ありがと~~!」



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トコトコーーーと筑後川の方へ走ると

土手には菜の花がいっぱい咲いていました。


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今年は桜も早く咲きそうだね。



秋月の方へ走ったら

去年に開通したばかりの八丁トンネルを抜けるよ。

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このトンネルが無い時は

白坂峠や八丁峠を越えないといけず雪が積もるとバイクは断念しないと

いけないルートだったけど開通してくれたため

あっと言う間に嘉麻に抜けれて楽ちん。

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嘉麻市を抜けてると

ちょうどサンセットタイムになりました。


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陽が落ちると2月らしい極寒が襲ってくるので

しっかりインナーを着込んで一気に帰還。



本日もマイナースポットへお付き合いいただき

まことにありがとうございました。


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今日の走行距離は271kmで

燃費は53.7km/L。


寒いとすこし燃費が落ちるらしいけど

良い成績じゃないかな?

(マフラー換えてるし)



あ、タイヤ交換して一発目なのを忘れて

普通にガンガン走っちゃったけど洗剤で表面を洗うという鉄板の儀式の

おかげで安全に皮むきも終了したみたい。



では次回の御乗車をお待ち申し上げます。


◆◇◆ Minorist Hibiki ◆◇◆