今日の目的地は山口県の上関(かみのせき)



九州から海峡を渡るので相棒は

銀ガメ号さんでございます。

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山口県はお隣りの県だけど

端っこの方まで行くのでけっこう長い時間

高速を走らないと行けなくてしかも山間部がめっちゃ寒いのよね。


しかし朝は寒いけど昼はポカポカの予報が出てるため

今日は花粉対策も含めてマスクでヘルメットです。

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(ウインタージャケットの上にウインドブレーカーを着てるのでモコモコ)


寒さも緩む山陽自動車道を熊毛ICで降りて

しばらく内陸部を走りますが信号が無いので

アッと言う間に瀬戸内海に突き出る上関へ。


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平生町から半島へ入りますが

回天基地資料館のすこし手前にこんな神社を発見。


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海に飛び出た小島の「百濟部神社」



バイクを停めてちょっと歩いてみると

初っ端から可愛い狛犬が出迎えてくれました。

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狛犬と言うかそのまんま「犬」。



阿吽のワンコに出迎えられたら

小島へ渡る太鼓橋を渡ります。

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小さな島にピッタリな小さな拝殿があるだけの

神社があって安全を祈願したらバイクに戻って

半島をさらに進みます。



そういえば去年の末から

今までで海が目的地の初のツーリングかも。

(ずっと内陸部ばかりでツーリングしてたからな)

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海の青さも2月とは言え

春分まで1ヶ月を切ってることもあって

とっても綺麗な青い海が望めました。


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水平線が見えない瀬戸内海らしい

穏やかな海が気持ち良い。


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突発性凍結肩(五十肩)なので両手を綺麗に上げて

喜びを表現できないけどテンション上がってます(笑)

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半島の西岸のクネクネ道を走って

上関大橋を渡り長島にある城址へ上がると到着だよ。


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「上関城山歴史公園」



村上水軍に関わる史跡ですが

この時期にここに来る人の99%は満開の

河津桜でしょう。

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最近は早咲きの河津桜の名所が増えてるけど

まだ寒い時にこんな綺麗な花が見れるため

ソメイヨシノとは違った喜びを感じます。


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個人的にはソメイヨシノのよりこっちが好きかな。



だって適当に撮っても綺麗に

撮れるもん。

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それとこの公園の法面には

黄色いラッパ水仙も咲くのでさらに華やかだよ。


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桜とラッパ水仙の甘い香りが

入り混じって香水にして持ち帰りたいくらい。


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心地よい日差しと香に包まれる

至福の時間。


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ベンチに寝転んで見上げると

メジロがいっぱいです。


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ウジャウジャと言っても良いほどたくさん飛んでるけど

やつの動きについて行けない。



「河津桜と瀬戸内海」

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ピンクと青の美しいコントラストの中を

船が行きかう光景。


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桜を愛でれる日本に生まれてよかった。


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しばしの絶景独り占め。


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しかしだんだん人も多くなりそうだったので

名残惜しいけど城山を下って島を一周します。



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何があるわけではないけど

強いて言えばずっと海が見えます。


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道が島の稜線の高い場所にあるので

眺めも良い。


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水温が低いこの時期は

瀬戸内海とは思えないほど透き通ってるよ。

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長島の南部は細い林道になりますが

抜けると再び海。


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気ままなソロツーリングなので

綺麗だな~と思った場所に停まっては眺めるを繰り返します。


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こうして島を一周すると

最初に渡った上関大橋のところまで戻って来ました。


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室津灯台の横に銀ガメ号さんを

停めてると沖から船が・・・


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水平線に見えるけど

うっすらと四国の陸が見えてるんだよ。



船ってのんびり航行してるイメージがあるけど

ちょっとよそ見してるとすぐに通過しちゃうほど速いよね。

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一隻通り過ぎたら

もう次の船が通過します。


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しまなみ海道でも感じたけど

こんな海と密接な風景をみると瀬戸内海らしさを強く感じるわぁ。

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では半島の東岸(k72)で柳井方面へ


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西側よりすこし遠回りになるぶん

車がまったく走って無くて最高!


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しかしポカポカ陽気の予報に反して

海水温が低いためか風が冷たくてインナージャケットが脱げないよ。


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上関からは中電の柳井発電所の脇をかすめて

岩国方面へ走ります。


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R188に出て

すこし走ってたら周防大島に架かる大島大橋。

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大島大橋を渡って左折したところにある

町営の駐車場にバイクを停めてボロボロの階段を下りたら到着。


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「大多満根神社一ノ鳥居」


ただ鳥居と橋が見えるだけなんだけど

来たことなかったので降りてみたかったんだよ。



なんども渡った事があるけど

島の海岸から橋を見るのは初めて。

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大型船にぶつけられた修理工事も終わって

海も橋も美しさを取り戻していました。


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渡ってる時は恐怖で景色が見れない橋だけど

下から行きかう車をボ~っと眺めたらそろそろランチにしましょう。


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本土に戻ってR188を少し走ると「力寿司」があるので

今日のランチはこことするっ!

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セルフで食べやすい大きさに切りながら食べる

ジャンボ寿司。


しゃりに対して切り身がデカすぎるので

自分で切って刺身にして食べてもいいし

しゃりを分割して魚率の多い寿司にしたりと食べ方は自由。



美味しい瀬戸内海の幸でご馳走様。



ランチの後は由宇まで国道を走って

そこからはk149で内陸へはいりま~す。

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この後どう走ったっけ?


ナビのログを見てないけど

国道2号線をちょっとだけ走って

たしか国道376号線へ入った気がする。

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その後三桁県道から県道5号線に入って

蛇漬淵のトンネル。



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トンネルみたいだけど

土砂を避ける洞門みたいなトンネルみたいだ。


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この後も長閑としか言いようのない

道を走ります。


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海沿いじゃ感じなかったけど

花粉が飛んでそうな風景になりました。


杉の木が赤いし・・・



マスクの隙間を調整してしばらく山の中を道を走ったら

でかまる君水車に着きました。

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久しぶりに来たよ。

(カワセミ号で来て以来だ)



大きな水車の前に銀ガメ号さんを停めて

その隣にある穴ポコへ。

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「岩屋観音窟」


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もう「窟」ってネーミングに惹かれまくります(笑)




岩肌にぽっかり空いた洞窟の中に入ると

観音様が鎮座されていました。

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見ての通りこの洞窟は天然の鍾乳洞。


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人の手では作れない

複雑怪奇な造形の天井がわたしを見下ろしてる。


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何億年もかけて

浸食した石灰岩を触るとひんやりと冷たい。


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たぶん見えてる空間はこれだけだけど

どこかで地中深くまで続いてる水脈の入り口があるんだろうね。


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もし観音様がいなくても

とぉ~っても神々しい洞窟でした。


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岩屋観音窟を出たら

帰路へつくためR187に出て錦川を登りますが

中流域から上流域へ入るか入らないかのところに架かる川向橋。

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古い吊り橋です。



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かつては車両も通ってたと思う橋だけど

横に新しい橋があるので今は歩行者専用となっています。



ポールが立ってるだけで標識はないので

バイクは通って良いのかもしれないけどちょっと怖い・・・


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だって下が丸見えっぽいし。



歩いて渡ってみるととにかく錦川が綺麗でクラクラします。

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足元を見ても真下がすけすけで

クラクラします(笑)


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落ちないってわかってても

お尻がムズムズするよね。


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橋の中央でシルエットジドリをしたら

六日市インターを目指しましょう。


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六日市ICの近くに「道の駅むいかいち」があるので

ちょっと休憩。



休憩したらそのまま高速へ乗っても良かったのだけど

道の駅の真ん前に気になる神社があったので最後に寄道。

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「新宮神社」



一つ先のインターへ行けばスキー場がある立地の為か

日陰には雪が残っていました。

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今年はわたしんち周辺は全然雪が積もらないので

雪を久しぶりに触ったよ。



道の駅から見えていた神社の長い階段。

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本殿の建つところまで登ると

吉賀町の街が一望できます。


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気ままな寄り道だったけど

狛犬も可愛い。


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お尻ピーン!のポーズが面白い。



本殿では帰りの安全をしっかりと祈願。

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(五十肩が早く治りますように。 ついでに金運もなにとぞ・・・)


見上げると

なんだかこの神社って龍だらけだよ。

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神社のある五龍山にちなんて

5体の龍像があるみたいだけどどれも迫力満点。


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境内にある奉納された龍も含めると

五体以上ある神社でした。


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休憩で寄った道の駅だけど神社に寄るきっかけになったりと

計画通りにならないもの楽しいね。


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では、今は予報通りポカポカだけど

中国自動車道をナメちゃダメって事でしっかり

インナーを着てネックウォーマーも付けて帰路へ。

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しかし日陰部分は寒いけど

基本的に中国地方へ行ったら帰りは

ずっと西日を浴びながら帰るので陽が沈むまではそれほど寒くはない。


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逆に日焼け止めは必須です。


さすがに17時くらいになるとアウターも着ないと寒くなったので

PAでホットココアで暖を取ります。


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冬に身体を温めるのはやっぱりココアが一番。



後は一気に走ってまだ薄明るい時間にガレージに戻って来れたのでここで

おしまいって言いたいところだけど中国道を走ったため

塩カルをしっかり落とさないとね。

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冬の高速道路を走ったらこの儀式はサボれない。



綺麗に拭きあげて本日のツーリングはおしまい。


走行距離は538.2kmとこの時期にしては

いっぱい走ったかな。

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では長らくの御乗車ありがとうございました。

またの御乗車をお待ち申し上げます。



◆◇◆ Minorist Hibiki ◆◇◆