3月20日の連休初日。



昨今の事情でツーリングの企画を公式に挙げにくいため

ソロで山陰方面をツーリンしようと出かける響の休日・・・

(コロナで重苦しい今ですが読み返してこんな大変な時もあったな~と思い返せる日が来ることを願います)

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阿蘇へ行くとかで別行動になるかと思ってた

いつものご近所さんたちがくっついて来ました(笑)



ちゃんと阿蘇へ行くからと誘ってくれたら尻尾を振って

着いて行くのですがなかなか話がまとまらないので

一人で山陰方面でもブラブラするつもりだったのよ。

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めかりPAでくっついて来る人たちを

くっつかせて小月ICから一般道&広域農道。


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豊北町に入ってk265を走ると

3月中旬ですが桜が綺麗。

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青い空とピンクの桜とガードレールの夏みかん色。


そして薄紫の木蓮。

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倉庫の前にポツンと一本だけ

やたらと目立つモクレンでした。


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このモクレンの前に流れる

粟野川の沈下橋。


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吊り橋は苦手だけど

低い橋は大丈夫なせっちゃんに走ってもらいました。


モクレンが綺麗なのと沈下橋があったので

寄り道してしまいましたが本当の目的地はすぐ先の

粟野八幡宮。

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楼門好きなので本日最初の目的地。


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しかし楼門は新しい上に

古い本殿とはまったくバランスが取れてないほど

彫刻の彫りが甘いのよ。



本殿の彫刻はこんなに凄いのに・・・


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牡丹の花かな?


びっくりするくらい細かい彫刻で溜息が出ます。



そんな古くて凄い本殿と新しいけど

なにか物足らない楼門の前で本日最初の集合。

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今日はこんなくっつきさんたちと走っています。



バイクに戻って海が見えるところまで走ったら

みのりロードから向津具半島の付け根を走る快走路。

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千畳敷の案内を通り過ぎたところから

半島側へ入りま~す。

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半島の山を越えて

下る道へ入ると目に前に青い海が

ドーーーーン

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ウヒァーーー!



荒れてるけど胸のすくようなコバルトブルーの海。

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二位ノ浜と言う小さなビーチで

人も居なくて素敵。


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冬の季節風の影響で漂着ゴミが多いけど

プライベートビーチのように遊べます。


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荒れる波に近づいては逃げるベタな遊びをしつつ

浜辺に咲き誇るハマダイコンも愛でる。


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引っこ抜くと小さな出来損ないのような大根が出るけど

辛くて食材には向かないようです。


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いっぱいビーチで遊んだら

先へ行きます。


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黄波戸温泉の前を抜けてR9へ

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三隅から山陰自動車道に入って

明石ICで降りて田舎道を少し走ったら到着。


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ウフフ。



いつか寄りたいと思いつつ

おじさん一人では入るタイミングを逃してた萩焼の工房。

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看板もな~んも無いけど

何気なく並んでるちょっと派手なパイロンが目印。



どう見ても農家の庭にお邪魔しそうな

坂を上がると猫がお出迎えしてくれます。

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「こんにちは、きなこさん」

(猫の名前)


扉を開けて飼い主さん・・・いや・・作家さんに挨拶。



中を自由に見学させてもらうと

もう金子ワールド全開でウキウキしちゃう。

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財布の中身がホクホクだったらつい買ってしまいたい

唯一無二デザインのカップ類に羨望の目を向けつつ

工房内に無数に生えてるキノコに癒されまくる。


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2つとして同じ配色がないのと

その数が気の遠くなるほどの数なのよ。


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「俺はきのこ王になる」とでも誓ったのか

カラフルなキノコがびっしり。


外国人のお客が自宅の壁を全部キノコで埋めたいという

発注も受けたらしくその施工後の写真を見てびっくりしたりと

ワクワクが留まらない窯元さんです。

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許されるなら何時間も居れる気がする工房内。


さきほど壁一面をキノコにした家があると書いたけど

個人宅の写真を載せるわけにはいかないので

それと同じような壁ががあったのでどうぞ ↓

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主にスポイトで描いてるのだけど

その配色に目を奪われます。



数える気さえおこらないほどのキノコキノコキノコ。


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右を見てもキノコ

左を見てもキノコ。



外に出てもキノコ。

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外で見るとほんとうにこんな種類の原木キノコが

あるように見えるから不思議だ。


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これピンがついて好きな場所に刺せるようになっていて

1個から購入可能だよ。

(たしか1450円くらいだった気がする)

※マグネットタイプもあります



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とにかく独創的な作品と何でも丁寧に説明してくれる

金子司さんのファンになりました。

(歳はわたしよりすこ~しだけ後輩らしい)


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近いうちに車で買いに行きたいと思うけど

今日はたまたま在宅でしたが通常は電話で予約しないと

出かけていない時が多いらしいよ。



工房内にはキノコが入ってるガチャもあって

せっちゃんがキノコゲット。

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そこに固定して走る?


バイクの所まで見送ってくれた

金子さんとおしゃべりして今日のランチ場所へ向かいます。


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萩の街に入る手前の岬。



満潮の時はギリギリかもしれない

岩山の上に灯台があるとですよ。

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灯台の立つ岩山の入り口には

「厳島神社」と書かれた鳥居が立ってる。

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見上げると灯台も赤いので

灯台が本殿かと思っちゃうよ。


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厳島神社は小さな祠があるだけでしたが

その横に先っちょ好きなら寄りたい「玉江港灯台」

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港の入口を示す灯台なので大きくはないけど

岩山の上にあるので目立ちそう。



その灯台からの眺め ↓

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荒れてるので砂が巻き上げられて透明度は無いけど

背景には萩城址の指月山。


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海と鳥居のある風景って大好き。



この海岸の適当な場所でランチにしようと思ってるので

周辺を散策します。

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初めて来たけど

なかなかの景観じゃない?



すこし沖には穴の開いた岩。

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よく見ると岩の上部が真っ白になってて

うみねこの繁殖地になってるみたい。



とりあえず海岸側は強風でランチが出来そうにないので

集合だけ撮っとく。

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なぜそんな狭い場所選んだ?


たぶんこんな「密」な集合はこれが最後になりそうです。

(寂しがり屋たちにはつらい現状)



結局バイクを停めた空き地が

風裏で無風なのでベンチも何もないけど

地べたに座って湯沸しタイムだよ。


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場所は適当だけどガヤガヤ騒ぎながら

準備するのは楽しい。


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今日は毎回アルファ米がごっちんになるので

3分で食べれるパスタシリーズ。


味は微妙だけど外で食べてるので

美味しく最後まで頂けました。



食後の珈琲も飲んで萩の街へ。

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萩の街と言っても人が居ない街のはずれにある

「平安古 鍵曲」



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城下町の土塀が続く一画に

城下の防衛のためにわざとクランク状に曲げられた道。

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「かいまがり」と呼びますが

土塀の中には明治維新後に武士階級を失った士族が

生活の為栽培が始まったとされてる夏みかんがいっぱい成っています。


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萩の観光のメインは松陰神社や高杉晋作の生家などがあるけど

ここは町の中心部からかなり離れてるので誰も居なくて雰囲気も良い。


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このまま土塀の町並みを眺めつつ

国道に出てk11で内陸部へ入ります。


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どんどん先へ行くと道路脇のポールも

雪国用の背の高いやつに変わって来ました。


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まだ島根県に入って無いけど

民家の屋根もみんな赤い石州瓦です。


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こんな長閑な集落にある小さなお寺へ向かってるのだけど

マイナーなためかナビの位置が微妙にズレてて

農家のお庭にお邪魔しそうになりました(笑)


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この農家のおばあちゃんに見られながらの

ドタバタUターンも里山の風景の一部です(笑)

(農村エリアあるあるUターン劇)



ナビとスマホのナビを見比べながら

ちょっと先の路地を入ると本来行く予定だった[仏光寺]

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楼門と山門の好きなわたしにとって

この茅葺の山門が可愛くてしかたありません。



一段高くなってる御本堂の石垣の上は

家紋がずら~り。

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いろんな家紋があるのかと見てると

2種類がエンドレスに並んでるだけじゃった(笑)



もちっこさんの御朱印の方は

不在っぽかったので山門の前で集合だけ。

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まんが日本昔話に出て来そうな山門に向かって

ツーリングの安全と疫病退散をお願いしたら

内陸をどんどん南下します。


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広い道と細い道を繰り返すけど

車もいないし荒れてる道も無いのでめっちゃ快適。

(流石総理大臣がいっぱいの県だ)


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快適な山道をクネクネと走って最後の目的地は

長門峡でございます。


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そーり、わっかりやすい碑をありがとうございます。



紅葉シーズでもないし

国道側からじゃない裏からなので

だ~~~れもおらん(笑)


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しかしこの風光明媚な渓谷の中に

「隧道が好きだ」の穴ポコがあるとですよ。



しかも2個。



バイクを停めた駐車場にあった看板では

1個目の隧道まで0.55km。



全コース歩くと往復13kmくらいになるので隧道までしか歩きませんが

景色が良いのでもっと歩きたい気分になります。

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こんな風景が見れるなら

ずっと歩けるでしょう?



しかも遊歩道が整備がされてるので

アップダウンもあまり無くておじさんにも優しいと。


ワイワイと騒ぎながら歩いてると

1個目の隧道でございます。

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「北海洞衜」 (北海洞門)


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遊歩道の為に掘られた洞門で

かなり険しい崖の間に掘られています。


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中も掘削の跡が荒々しくてかっこいい。



これが一個目の北海洞門ですが

ここから1.2kmのところに2個目があるけどどうしよう。


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ちょっとだけ行ってみよう。



もうすこし行ってみよう。



あのカーブの先まで行ってみよう。

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結局来ちまったぜ。



入口から1.7kmの2個目の隧道。

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「高島洞衜」 (高島洞門)


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長さも形も1個目とあまり変わらない。


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中もやっぱりかっこいい。


心の中で一個目の洞門だけでよかったんじゃ?と

思ったのをぐっと飲み込んで戻りのハイキングを楽しみます。

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横にはずっと綺麗な渓流が見えてるけど

帰りは誰も見向きもしね~よ(笑)



でも帰りは途中にあった吊り橋も渡ってみました。


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渡ったら戻るしかない渓谷を眺める為だけに架けられた

吊り橋です。


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ボヨンボヨン揺れる吊り橋で遊んだら

駐車場が見えるところまで戻って来ました。


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チンダル現象でミルクが入ったような

綺麗なペパーミントブルーを見ながらバイクまで戻って

長門峡ハイキング終了。



往復3.4kmと言う良い運動だったよ(笑)




駐車場で帰る準備をしてると

道路公団の車が通行止の看板を撤収してるのか設置してるのか

解らなかったので篠目方面へ走ってR9に抜けれるか確認して

帰路へ。

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途中すこし細い道もあったけど

無事に篠目からR9に出て山口市街地方面へ走って

山口ICから高速へ。

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そのまま解散の挨拶式もなくガレージに帰還。



長門峡を出てR9が街中になったら渋滞してるかな?と思ったら

スイスイと高速へ上がれちゃって走りながら休憩を美東SAにすると

人が多いかな~?


先にある伊佐PAじゃ自販機しかないしな~。


王司PAも狭いので人が集中するし壇ノ浦PAも

人多いだろうな~なんて考えてたらみんな最寄のICでバラバラになるし

家までノンストップで帰っちゃったのよ(笑)



でもなんの挨拶もなくツーリングを終えたのには

理由があるわけでその答えは次回のツーリングレポートで。


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今日のツーリングはいっぱい走った気分だったけど

意外と400km超えて無いみたいだね。



では明日も乗り遅れのないように!


◆◇◆ Minorist Hibiki ◆◇◆