週末の外出自粛要請が出る前の

週の平日の事。



先月末から前もって五十肩のリハビリの予約も全部

キャンセルして人と極力接しない状況を作って過ごすそんな日。


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行先はたまに人を見ると

ホッとするような辺鄙なところしかいないけど

誰も誘うことなくのんびりとガレージを出ます。



マイナーなところをメインに走るので

必然的に相棒は茜ちゃん。



遠賀川の川沿いをトコトコと走ってると

河川敷のチューリップが満開でした。


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人がいたら眺めながら通過するつもりだったけど

朝だったので河川敷の入口に警備員さんがいただけで誰も居ない。


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毎年恒例のチューリップ畑だけど

球根を植えてる時は大勢の方が笑顔で見学に来ると信じて

植えてたかと思うと泣けてくる。


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咲いてるチューリップも平日の朝とはいえ

おっさんが一人しか来ないなんて思ってなかっただろうな。


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毎年この花が終わる時期には

球根を一般に配ったりしてたけど今年はそれも中止かな?


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と、さすがにこれだけ満開だとずっと

誰も居ない状況が続くと言うのは難しく

数台の車が入って来たので出発の準備をします。


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チューリップを見下ろせる公園のトイレでトイレを済ませてると

周りの桜も満開。


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来年は人でいっぱいになると良いね。


そしたらわたしは寄らないだろうけど(笑)



河川敷を出たらそのまま川沿いを走って

赤村方面へ。

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桜並木の下を通って

いつもの京築アグリライン。

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その途中にある

桜が咲かないとまず寄る事のない葛城神社妙見宮。


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「桜と池の鳥居」

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THE野池と言うのがふさわしいほど

ザリガニしかいなさそうな

普通の池だけどこの桜の時だけ見た目がグレードアップします。


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この池から一ノ鳥居が建ってるので

水神様なのかな?と思って調べてみると

主祭神は「天之御中主神」「高御産霊神」「神皇産霊神」と

言う事です。


勉強不足であまり知らない神様だ(汗)


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水中に立つ鳥居は

地面に建つ鳥居より有難みが違うな~と思いつつ

本殿の方へ向かいますが本殿は何度か来てて知ってるけどいたって普通。


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境内には樹齢500年以上らしい

椎の御神木もあります。


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巨木と言うほどの大きさは感じないけど

幹のグネグネ感がすごい椎の木です。


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この御神木と本殿に安全と疫病退散をお願いして

豊前から山奥にはいりま~す。


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むか~しカブトエビを採取した田んぼの近くから

さらに奥に入ると枝垂れ桜が満開でした。


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品種はわからないけど

ピンクが濃くてめっちゃ綺麗。


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ちゃんと車が4~5台駐車できる枠があるけど

山にかなり入り混むので来る人とかいなさそうだけどね。


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やっぱり色が濃いとソメイヨシノより

適当に撮ってもそれなりに綺麗に撮れて何枚も撮らなくていいので楽ちん。


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「田の神様と桜」



すこし先へ行くと同じピンクの

枝垂れ桜がいっぱいの場所があります。

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1本の樹はそれほど大きくないけど

複数本植樹されてるので見ごたえたっぷり。

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せせらぎの音と鳥の声を聴きながらのボッち花見。


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近くには大きな山藤もあるみたいだけど

まだ蕾でした。

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数件の農家があるだけの静かな場所で

ずっと貸し切りの桜の中でジドリ。


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赤パンツじゃなかったら「響を探せ」状態になってたかも。



このピンクの枝垂れ桜からは

引き返すという選択もあったけど

道はまだ山に向かって続いてるので走って見ます。

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それほど荒れてなくてとっても走りやすい林道だったけど

車も何も通らないので途中でヤマドリ2羽とアナグマ1頭と遭遇したよ。


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林道の分岐から

下に向かう道を選んで豊前の千手観音に来てみました。


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かなり以前に来た事があるけど

崖から岩清水が落ちてる場所なんです。


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お堂の横には千手観音立像。


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願いを千個とは言いませんので

どうか世の中の今の状況をお救いください。



千手観音の先には奥の院のような建物。

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中を覗くと・・・


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見たことない仙人のような仏像がいました。

(それにしてもみんな大きさも素材もバラバラでまとまり感なさすぎ)



では崖に戻って岩清水。

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崖の両脇の天井から

一筋の水滴が落ちてくるのだけど

これをペットボトルに入れるのはめっちゃ時間がかかります。


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ポリ缶を持って汲みに来る方もいるけど

暇じゃないと待ってられん(笑)


わたしは350mlのペットボトルに入ればいいだけなので

3分ほどでOK。


水も汲んだし

三光村まで走って適当な川のほとりで今日の

ランチはココとする。

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ほんと適当な場所だ(笑)


積んできたパンを食べながら

千手観音の霊水で珈琲を沸かします。


ひばりの声を聴きながら

優雅なランチを済ませたらまたまた山の中に入るよ。

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三光村からR10を通ればスイスイ走れるけど

あえて走った事のない道を選らんでると

雰囲気のある池も発見。


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ずっとガードレールが無い道なので

落ちないようにね。


もし落ちたら女神が出てお前が落としたモンキーは

金のモンキーか?銀のモンキーか?と聞かれそうなほど

秘境感のある池でした。



もちろんわたしは正直に「金です」と答えますけど・・・




思ったより長かった林道を抜け宇佐市に入ったら

目的地です。

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「稲積六神社」


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鳥居の額を読むと稲積六権現社って書いてる?



神社なので狛犬さんもいらっちしゃいますが

めっちゃ笑ってる。

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なんか悪い笑い方だ。



わたしがこのマイナーな神社に来て見てみたかった物は

本殿の先まで行くとありました。

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苔苔の三連鳥居。


鳥居の柱にまったく読める気がしない字が彫られて

とっても歴史を感じます。


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並ぶ鳥居は分社みたいですが

メインの拝殿もなんか柵があって変わった作りなんです。


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良く見ると写真じゃわかりくいかもしれないけど

本体の社殿を守るように外側の建物が建ってる2重の

作りになっていました。


この稲積六神社の横には

伊呂波川が流れててそこの沈下橋が架かってます。

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幅が広いので落ちる気がしない。


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橋を渡ってちょっと走ってみると

めり込みシリーズを発見。


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小さなお地蔵様が祀られてる

お堂ですがしっかり崖にめり込んでるよ。



んじゃ先へ!

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院内方面に走ってk27に入りま~す。

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しばらく走るとセンターラインもない

山道になりますがその頂上にある岳切隧道。


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竣工が1969年と古いものの

トラック輸送を視野にいれての設計なのか

比較的大きな隧道です。


内部はコンクリートの吹き付け処理をされてるけど

劣化による痛みを修復中でちょっとかっこい状態になってるよ。

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ダンジョン感がすごい。


この峠を下ると深耶馬渓へと入って行きますが

さらに脇道へ。

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アスファルトだった道が

コンクリートにお椀をパカパカさせたみたいな

模様の道になりました。



わたしの経験からいうとこんな道の先はろくな

道にならないのだけどそんな不安を感じた直後に目的地がありました。

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「小柿山光円寺のしだれ桜」


散り始めていますが

まだ満開です。


樹齢350年の老木なので

花がびっしりと言う感じじゃないけど

枝ぶりも合わせて迫力あるしだれ桜だよ。

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風が吹くと一斉に花びらが散って

ちょっと感動。


しだれ桜からはパカパカ模様の道を戻って

耶馬渓へ。

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帰りは英彦山越えで帰る事にして

守実からR496で山国町


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途中で気になってた沈下橋を渡ってみたりしたけど

抜けて良い道かどうかわからなかったのでUターン。

(大きなバイクだったら泣いてるかも)



実は帰る前に休憩ついでに午後のスイーツタイムにしたくて

場所を探してたんだよ。


沈下橋で足をブランブランさせて座りながらも良かったのだけど

その少し先に桜が綺麗な公園があったので

そこで湯沸かしタイム。

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お湯が沸く間

持って来てた桜餅をいただく。

(写真撮るの忘れた)


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スイーツを美味しく頂くには

美味しい珈琲は欠かせません。


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桜の並木の中でホット一息。



ここからは山越えになるので

しっかりインナーを着込んでグローブを冬用にチェンジして

野峠へ。

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下は桜が満開だったけど

やっぱり英彦山は寒い。


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山を下ったらいつもの走り慣れた道を走って

給油してガレージに帰還。


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無給油で走ったけど

満タン5.5Lに対して給油量が4.7Lなので

最後はずっと残量系が点滅であまり心臓に良くなかったよ。



ガソリンもセルフで入れたので朝から帰るまで

誰とも話すどころか人間の目鼻を確認したのは朝の

河川敷にいた警備員さんだけと言う1日でした。



では次走れるかどうかわかりませんが

またの御乗車をお待ち申し上げます。



◆◇◆ Minorist Hibiki ◆◇◆