[各地で甚大な被害をもたらした豪雨被害に遭われた方々に対し心からお見舞い申し上げます]
◆◆◆まだ観光等の県を跨ぐ移動の自粛要請期間中の6月9日◆◆◆
予報を見ると2日後くらいからずっと傘マーク。
これは間違いなく降りだしたら
梅雨入り宣言が出るなと思い晴れてる間に
駆け込みツーリングしてきました。
(予想通りに宣言出ました)
そんな1ヶ月くらい前の響の休日。

行先はまだ県跨ぎを自粛してる期間なので
県内を適当にグルグル走ろうかな。
相棒はいつから乗ってないか
思い出せない銀ガメ号さん。
籠城期間中にエンジンだけはかけてたので
問題なく始動したので豊前方面へ。
久しぶりに大きなバイクに乗っても
自転車や茜ちゃんと変わらず農道を選んでしまうわたし。
蒸し暑い日だったけど
水を張ったばかりの水田の周りはすこしだけ涼しい。

停めるとカエルの声がします。
勝山町から最近登った障子ヶ岳や馬ヶ岳を見ながら
アグリラインを少し走って
豊前市の天地山公園まで来てみました。
メロンの味がしそうな色の池の奥に見える発電所の煙突のところはもう
大分県なので県跨ぎしないようにここからは少し山側へ入ります。
求菩提山の方へ行くのだけど
途中にある巨大椅子に寄ってみました。

何度も来てるけどいつ撤去されるかわからないし
県内だけウロウロしてると初めての場所なんて
そうそうありゃしねぇ~んだよ(笑)

でも巨大な椅子と真っ青な青空がとっても良いじゃない。
しかも設置されてから月日が経って
話題性も薄まってるためか誰もいないし。

椅子を見上げると見える
抜けるような響ブルーの空が最高!
でっかい椅子の先で
でっかい樹を見つけたので停まって水分補給。

楠としてはちょっと小ぶりな樹ですが
横に大きく広がる木陰の下はすごく涼しい。

冷たい水をゴクゴク飲んですっきりしたら
さらに求菩提山に向かって走ります。
求菩提キャンプ場の手前から
大規模林道へ。

山しかないところを
気持ちよく走れる道。
途中の橋から景色を眺めても
やっぱり山しか見えない。
山しか見えないところから人の気配がする人里まで
下ったらさっき休憩した楠の親玉に寄り道します。

日本第2位の楠の巨木
「本庄の大楠」

春に葉っぱが抜け替わって
原色に近い緑で覆われています。
せっかく寄ったので
大楠のある神社の境内へ。

近くで見ても大きいけど
離れて全体を見てもでっかい。

樹の裏に回るとトトロが寝てる
穴もあります。
いつでも来れる場所なので
こんな時しか寄ることも無かったかもしれないけど
元気をくれる大樹に感謝。

この大きな楠が育つ周りは
の~~~どか~~~な風景。

オシャレなカフェのテラスでゆっくりするのも良いけど
畑の横の石に座って山をぼ~っと眺めて過ごすのも好き。
田舎生まれ田舎育ちの田舎愛があふれる場所でした。
ツーリングのルートは山から下ってしまったので
そのまま築城方面へ走ってみます。
築城には航空自衛隊の基地があるので
周りの国有林が草原になってて平地ながら気持ちがいい。
広いところに来ると
走りたくなりませんか?

わたしはなります。
(これ以上走ると息がきれますが)
ここからちょっと行くとJR日豊線が通ってて
青い883系ソニックが通るのでちょっとロケハンして待って見ると・・・

ソニックの変わりに青いF-2が着陸姿勢で通過。
4機ほど連続して飛んでいたので
続けて待ってると・・・
カンカンカン・・・
カンカンカン・・・
カンカンカン・・・
キーーーーーン
青いソニックと青いF-2のコラボ。
築城基地の方にはたまたま退役前のF4ファントムも来てたけど
それはタイミング合わず。
撮り鉄遊びの後は
この基地の近くにあるホットドッグ屋さんへ。
「サンダーバード」
テイクアウト出来て
テラスで食べれるので今日のランチはココとする。
店内はミリタリー色が濃いけど
テラスはアメカジ風。
お肉の風味たっぷりのミンチ肉に
表面はパリっとして中はフワフワのパンが美味しい。
テイクアウト形式なので
水の提供などないためドリンクも一緒に注文したほうがいいかも。
ちょうど半分くらい食べてる時に
F4ファントムが離陸。
食べながらF15はいないはずだけど
なんだこのF-2とは違う爆音は?と思ったら新田原基地から来てるみたい。
食べ終わってトレーを返却してご馳走様。
砂利の駐車場なので下の歩道に停めてた
銀ガメ号さんに戻って長井浜。
長閑な畑が続くけど横は海。
南から梅雨前線の前線が近づいてるためか
めっちゃ風が強くてカイトサーフィンが気持ちよさそうに
舞っています。

舞っているというか強風で
振り回されてる感じ(笑)
とっても素敵な眺めなんだけど
海水は干潟なので茶色。
消波ブロックが無いところは
白波が凄い。
こんな茶色な海を見ながらの
シーサイドラン。
海の色はあれですが
海を綺麗にしてくれてる干潟がある環境が
身近にあることは自慢でございます。
カブトガニもいるんだよ。

小さい頃はカブトガニの抜け殻なんて
干潟を数歩歩けば落ちてるくらい多くて抜け殻かと思って拾うと
本体だったりと普通に見れた生き物なんだけど
今は天然記念物でなかなか見なくなっちゃいました。

ほうじ茶カラーの干潟の海沿いに
銀ガメ号を停めてちょっと気になってた場所へ。
橋の横から下に下れる道があるので歩いて見ると
埋没鳥居(笑)
立小便防止用の鳥居と同じくくらの大きさしかないけど
ここは神聖な場所なんです。
これ?
いや、これは違うな。
橋の真下まで歩いて・・・
先に行くと砂浜の端っこの岩場あって
そこに祠があります。
沓尾海岸の「姥ヶ懐」といって
生命の宿る神聖な場所。
沖縄で見た斎場御嶽※を小さくしたような感じのする場所でした。
(※せーふぁーうたき)
姥ヶ懐の真ん前の海。

サイクリングで響灘や玄界灘側へ行ってたけど
この海も同じ福岡県の海です。

貝掘り以外で観光で来る人なんていないかもしれないけど
マイナーながらわたしは好きな場所でございます。

遠征ツーリングができないけど
なんか知らない遠くの地に来た気分になれる場所。

パワースポットのパワーで浮いたまま
最後は簑島一周。
島と言っても陸続きです。
島を周る道で一番海側へ出たところで
紫陽花の綺麗なところがありました。

時期的に山の方はまだ5分咲きの時だったけど
海側なので今が満開みたい。

今年は花の名所も行けてないので
道すがらで見れるこんな紫陽花でも嬉しいな。
ジメジメした季節は嫌いだけど
これも四季のある日本でその時に咲く花を愛でれることに感謝しましょう。

可愛い紫陽花を見て島の最後は
浜辺の鳥居。
こっちも先ほどの鳥居と同じく
すこし埋没してるけどまだ潜れる高さはキープしております。

菅原神社の鳥居で
干潟から飛ばされた砂が高くなった防波堤で遠くまで飛べず
鳥居が年々埋まっていってる気がする。
神社の方は名前の通り
菅原道真公を祀ってて学業の神様ですがこんな時なので
悪疫退散をお願いしてきました。
本殿の裏山にも祠が建っていて
その狛犬が可愛かったよ。
小型犬が甘えてるみたいに見える(笑)
では少し走るともう市内に戻ってしまうので
平尾台を抜けて帰路へつきます。
先週はあの山のてっぺんを歩いてたんだよな~なんて
考えながら平尾台も停まることなく通過し
ガレージに帰還。
しばらく乗らないかもしれないので
ボルト一個一個にケミカル処理をして錆防止。
本日のウロチョロの距離は191.9km。

燃費はいつもと同じ。
さぁ、梅雨が明けたくらいから
エリアを広げようと思うのでどこに行こうかワクワクします。
◆◇◆ Minorist Hibiki ◆◇◆
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