やっと先月の6月19日に観光での県境を跨いでの移動が

解除されたそんな1ヶ月ほど前の事。



解除されたとはいえコロナ禍がなくなったわけでも無いので

きちんと安全第一で久しぶりに高速道路を使って

梅雨の晴れ間にツーリングをしてみました。


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高速道路を使うので相棒は

必然的に銀ガメ号さんでございます。

(ETCの青ランプ確認OK!)


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行き先は大分県南部のリアス式海岸のクネクネを走って

蒲江の方まで行こうかなと思います。



家からすぐに高速に乗って東九州道に入ると

遠回りするくせに料金はきっちり加算されてめっちゃ割高になるため

アグリラインを走って上毛PAのスマートETCから入ります。



上毛PAからすぐに大分県との県境。

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長かったよ~!


大げさだけど国交の無かった国境を越えれた気分だ。



久し振りに大分県の空気を感じながら

どんどん南下。


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別府も大分も通過し臼杵ICから

一般道におりて市街地を抜けて海岸線を目指します。


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県道707号線で突き出た岬の道へ入ると

海がめっちゃ綺麗じゃないかっ。


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しばらく底が見える海を見ながら走ってると

深浦トンネルの旧道の隧道。


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やっと「隧道が好きだ」巡りを再開できて

本当にうれしい。



隧道の方は新しいトンネルと並走している旧道だけど電気が点いてるので

廃道にはなってないみたい。

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岩盤を掘削したような切通しから

隧道になる山奥で見るようなスタイル。


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内部は凸凹をコンクリートで吹き付ける

古い隧道ですが凸凹感は控えめ。



新トンネルの脇から入ってまた新トンネルの出口に合流するだけで

間に民家などなにも無いため

利用者なんて絶対居ないと思うけど

ちゃんと点燈してる上にLED灯にも付け替えられています。



しかし中心部だけ昔のまんまのナトリウム灯かな?



デジタルカメラなのでLEDの色に合わせてると

中の写真がまるで燃えてるみたいに写っちゃう。

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「盛炎のうねり」



旧道から出て正規のルートに戻ると

並走してる新しい深浦トンネル。

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隣同士のトンネルなのにまったく別の場所の

トンネルに感じるほど雰囲気が違うよ。



この深浦トンネルを抜けて

数キロ走ると目的地に到着。

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アマビエ様~~~!



最近よく見る苔アートだけど

題材がありがたいったらありゃしない。

(竜宮の使いも描かれてる)


バイクを停めて眺めてると

「どこから来ましたか?」と話しかけられたので

普通に会話してたんだけどなんとこのアマビエ様を描いた

仕掛け人さんでした。

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地元の有志の方の協力を得て

プロジェクターで壁に図を投影してヘラで削ったんだって。


わたしがツーリングすると

よくこんな偶然が起きるんだよね。



やっぱり持ってるんだな(笑)


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わたしは同じバイク乗りのインスタのフォロワーさんの

写真を見てから描きたてホヤホヤを見に行ってみようと思ったのだけど

新聞に載ってから見に来る人が増えたらしい。



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最初は高圧洗浄機で書いたかと思ったけど

ウロコのくっきりしたラインはやっぱり

金属のヘラで削らないとこんなエッジの効いたラインは出せないね。




とりあえず薬師寺さんと深江の有志のみなさんに感謝しつつ

「悪疫退散」

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なかなかここまで来れない方の分まで

願って参りました。

(50肩で左肩が上がってないけど)



豆知識としてこの深江地区の方の名字はほとんど薬師寺さんらしい(笑)


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アマビエ様からはさらにリアス海岸を南下。



k217の峠を越えて津久見市へ。


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巨大なセメントプラントの中を抜けて

R217を走ってると網代島の前を通過するので

寄り道してみました。



2年前に来た時は満潮で渡れなかった網代島だけど

今日は渡れそうだよ。

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寄るつもにしてなかったため

潮見表も見てなかったけどちょうどいい時間に前を通ったっぽい。


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わたしだけの為に海が道を作ってくれてるように

思えてワクワクします。



渡りだすとエンジェルロード感はまったくなくなるけど

地層のシマシマがすごい。

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チャートと呼ばれる層で

2憶5000万年前からの地層らしい。


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地球で一番生物が大量に絶滅してから

回復するまでの時代の層で色が違うのはその時代の酸素濃度の

差らしいよ。


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スマホのバーコードリーダーで何か

読み込めそう。

(↑この写真でやってみたら116812000067って謎の数字が読めました)



無事に島に渡ると鳥居から階段が続いているので

登って見ます。

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島の頂上まで続いてるけど

登山の成果なのか息切れもなく山頂へ。

(低いからな)


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山頂には石垣で囲まれた祠が建っていました。


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中にはカラフルな弁天様。



今日は壁絵で悪疫退散も願えた上に

金運まで手に入れてしまった。


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弁天様に最近お願いしてなかった金運をお願いして

島の鳥居をくぐってバイクまで戻ります。



網代島からはしばらく長い移動。

(特に景色が良い道でもないので写真は端折ります)



R217で佐伯市街に入って

R388からk501。



峠を越えて米水津湾に抜けて

海沿いの道を走ると到着です。

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ステキ!



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キャーーーー!



やっぱり九州はLoveがあふれまくってますわ。


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空の展望所ですが紫陽花はすこし終わりかけてるものの

濃い響ブルーの海とすごくマッチしてて

感動の景色になってるじゃないですか。


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梅雨の間にほんの2日ほど晴れマークがついてた時に

運よく休日が重なってくれて感謝。


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紫陽花は花の期間が長いので

違う場所でも見てるのだけど

背景が違うとまったく違う花を見てる気分になれます。


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南国の海にはハイビスカスが似合うけど

紫陽花も海に合ってるよね。


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夏日だけど潮風はそれほど高温になる事もないため

気持ちいい。


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駐車場から遊歩道を歩いて一段高い展望台から

景色を眺めます。


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海の青さがもう太平洋っぽいけど対岸はまだ四国があるので

まだここは豊後水道。



遥か沖には夏らしい雲が出ていました。

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ちょっと前まで新緑が綺麗だーって書いてたのに

季節が進むの早いな。


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展望台にはタダで見れる双眼鏡があるので

ポケットに入れているアルコールで綺麗にしてから覗く。


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四国が見えるとしたら方角的に南宇和郡の半島だと思うけど

流石に霞んで見えない。


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紫陽花の額縁の中を一艘の船が白い航跡を残す風景。



登山も再開すると自然いっぱいの風景がみれて楽しいけど

こんな遠くの一期一会な風景が見れる

ツーリングはやっぱりやめれない。


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見飽きる事のない風景だけど

カメラのSDカードの中身が紫陽花だらけになったので

すこし移動して空の公園へ。



道路からの眺めが良い公園なんだけど

そこから山に上がる道があるのでそっちに行ってみました。


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いつものことながら「誰もおらん」



空(そら)の公園だけど「カラの公園」と呼んでも良いような状態です。




景色は高い場所に上がった割にはそれほど良くないので

不人気なのことに納得。


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でも今のご時世なので

誰もいない場所でマスクをせずに深呼吸できるって

有難いわ。




見晴はイマイチだったけど

ここはアサギマダラが休憩に寄る場所でもあるらしいよ。

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可愛いね。



ここに来ると季節関係なく誰でも指に留まらせることができるので

是非どうぞ。


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ほら(笑)



では下の道に戻って

見晴しの良い場所に銀ガメ号さんを停めてモデルになってもらいます。

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なんてツーリング冥利につきる道なんでしょう。


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バイク乗りで良かった。


このバイクのある風景をみて

バイクに乗ろうと思ってくれる人がいてくれるといいな。



今日はリアス式海岸を全部走る気で来てるので

ずっと海三昧ですがまったく飽きない。


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綺麗な道なので車でも来れるけど

山に咲いてる木々の花の甘い香りと潮の香りが混ざった風を

浴びながら走れるバイクは最高。


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高い場所へ来るとついイルカやクジラを探して

時間を忘れそうになるけどお昼も過ぎたので

移動しましょう。


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空の道を下って蒲江方面へ



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蒲江に入るまえにもう一か所寄りたい場所があるため

畑野浦から細い道に入って江武戸神社に来てみました。


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海に突き出る鳥居がある神社なのですが

境内の森がジャングルでした。


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地面を覆うクワズイモの中に

ヤシの木。


立ち止まると1秒くらいで蚊が群がってくるため

バイクまで戻ってエクストラミントの強烈メントールの入った

シャツクールを浴びて散策再開。

(虫よけスプレーではないので成分が揮発するまの時間しか効果がありませんので過信は禁物)

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森を抜けて海岸に出てもここだけ植生が

南国風です。



雑草のように覆う羊歯は南の方の乾燥地で育つ

タマシダかな?



プ~ンとハーブのように香るハマゴウに囲まれて建つ白亜の鳥居。

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良いところだな~。


地面が焼けて熱いけど・・・



再びジャングルな境内に戻って本殿。

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参拝を済ませて建物をよく見ると

海の神社らしく彫刻にも鯛が彫られています。


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龍の彫も深くてかっこいい。



ではメントールの効き目が切れて

蚊に寄られるとうざいので早々に移動して

道の駅かまえ内にある「海鳴り亭」で海鮮丼を頂きました。


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本当はエビ天が2本ドーンと足ってる海鮮エビ天丼を

食べたかったのだけど昼を過ぎてたので売切れちゃってました。



でも久しぶりに食べる海鮮丼は

美味い!


宮崎県も近いためかすこし甘い醤油タレで

魚も新鮮でとっても満足なランチで御馳走様。



道の駅を出てもまだまだリアス式海岸は続くので

さらに南下いたします。


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ようやくこの辺まで来ると海はもう太平洋。



ビーチは太平洋の波を求めて

サーファーさんたちが波のりを楽しんでいます。

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エンジンを停めると波の音が心地いい。


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この波当津海水浴場を最後に

海はおしまい。



漁港の近くは抜けるものの

どんどん山手に入ってここでまた県境。

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宮崎県だよ~!


また国境を越えちまった。


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海ばかりの風景から山ばかりの風景。



その山の中に茶畑があります。


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地下の茶山と呼ばれてるところですが

展望所の木々が育っちゃってあまりよく見えなくなってるよ。


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ここはただ抜けるだけのつもりで通ったのだけど

お茶の緑って良いよね。


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雛を連れたやまどりと並走したりしつつ

茶山を下ります。


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茶山を下ると東九州道の無料区間があるので

北浦ICから北川ICまでプチワープ。



インターから出てすこしだけ国道10号線を走った先から

家田湿原を目指してみました。


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田んぼと思ってた草原が全部湿原で

想像してたよりはるかに広い湿原でした。



その湿原の源流部。

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びっくりするほど水が綺麗なわけではないけど

自然たっぷりの癒しの空間です。


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湿原の川沿いは歩けそうだけど

草が伸びててパス。

(まむし注意って書いてたし)



湿原の源流部より先は細い川になります。

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のんびりとした里山風景が広がってるよ。



ちょっと移動して湿原の中央。

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湿原の野草はあまり見つけれなかったけど

トンボ系はいっぱい見つかりそうな場所でした。


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泳いでる魚はカワムツかウグイかな?


水中を覗いてみたけど写んない。

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でも透明度は素晴らしい。



それになんといっても護岸されてない川の風景が

良いのよね。

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自然いっぱいの風景って最高の癒しだな。




この家田湿原はわたしはツーリングでの寄り道だったけど

地元の小学校では遠足コースになってそうな場所でした。


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湿原から出ると近くに道の駅北川があるので

そこで日向夏ソフト。

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さっぱりしててウマ~イ!



では夕方なのにまだ宮崎県なので

帰りま~す。



道の駅の真ん前が東九州道のインターなので

そこから高速へ。

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大分インターと別府インターの間の日蔭区間だけ寒かったけど

夏至に近い日だったので

まだ陽があって得した気分になれます。


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西日に照らされる別府の街と別府湾。



ちなみに別府湾サービスエリアはトレイ以外は

封鎖されていました。

(先にソフト食べてて良かった)

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行きと同じく上毛PAまで高速を使って

後はアグリランで帰路へ。




家の近くにまで戻って来たところでマジックアワーを迎えます。


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あ~、よく走ったわ~。



首輪を外された犬みたいに駆け抜けた1日でしたが

ほんと九州の風景ってわたしの一番の元気を回復する栄養剤でした。


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宮崎県まで行った割には距離が短い気もするし

リアス式海岸のクネクネ道ばかりだったのを考えると一杯走った

距離かな?



では明日も走るので

おやすみなさ~い!



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