走っています。


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真っ暗な時間から。



まだ昼間は猛暑がつづく8月最後の週末に

こんな夜明け前から走ってるので

朝駆けと思われるかもしれませんが

一応行きたい場所をリストアップしたプランを組んでのツーリングで

上手くいけば一番暑い時間には帰路につける計画で阿蘇方面へ。



このツーリングの前日にこうさんが阿蘇の雲海が出るかもって言う

情報を発信してくれていたので目的地の豊後大野へ行く前に

阿蘇に寄ってみるルートで走り始めまだ他のお客がいない時間に

朝ごはんを買うためコンビニへ。



誰も居ないコンビニの駐車場に銀ガメ号さんを停めて

ヘルメットを脱ぐと2台のバイクが今走って来た道を通過。



もしかしてこうさん達か?


朝食用のパンとおにぎりを買って

走り出すと小石原の下で2台のバイクに追いつきました。



2台のバイクはそっくりな組み合わせだけど

暗くてこうさん達なのか良くわかんない。


もちっこさんにインカムを繋ぐと繋がんないし

もしかして似てるだけ?



途中で路肩に寄って避けたので

抜いて先導をしようとすると付いてこない。



やっぱりただのそっくりペアか?



その後はマイペースでソロツーリングになりましたが

念のため日田のコンビニに寄って端っこにバイクを隠して

待ってると狙い通りバイクが入って来た。

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ほら、やっぱりこうさんともちっこさんやったよ。


もちっこさんは買ったばかりのジャケット着てるし

インカムはアップデートしたときにリンクが切れてたたらしく

抜いて行ったわたしのバイクも暗くてわかんなかったみたい。



もちっこさんから「ストーカーか?」と言われたけど

私の方が前を走ってたからな(笑)



こうさんはどうもわたしのバイクもわからなかったくらい

暗い時間が見えにくくなったらしいので

私の先導で阿蘇へ。


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ファームロードはまだ豪雨災害のため

通行止区間があるので途中から杖立温泉側へ下って

R210で大観峰。




小国の街を抜けて景色が草原に変わって

ミルクロードに出ると・・・



ヒァーーーーーー!

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雲海、出とった!



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夜明けの瞬間には間に合わなかったけど

けっこうモコモコの雲海に感動。


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私が雲海を狙うと見れないジンクスがありますが

狙わずについでに寄ると見れるのね。


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雲海は阿蘇のカルデラに満タンの100点満点ではないけど

東の外輪山の切れ目からドライアイスの煙が流れ込むように

雲海が入ってきてる様子がかっこいい。


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雲海が流れ込んでる兜岩側へ移動。


すると・・


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以外とスカスカじゃった(笑)


隣の芝は青く見える効果か?

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でも阿蘇の街を雲海が覆う感じが

良く見えてこれはこれで絶景。



この風景をみながら優雅な朝食を頂きます。

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今日は朝駆けツーリングじゃないので

湯沸しセットは持って来てないけど絶景を見ながらのおにぎりは最高。



食べながらこうさん達はこの後はノープランらしく

わたしのプランに乗っかる事になりました。


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コロナ禍でツーリング企画挙げてないので

久しぶりのマスツーリングだよ。


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ミルクロードを走って

蛇の道からの雲海も眺めつつ

豊後大野方面へ向かうため波野を目指します。


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まだ早朝なので走ってるのは

朝駆けで走ってる地元のバイクくらいしかいなくて

バイク乗りで良かったと改めて思うほど気持ちいい。


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貸切の絶景を見ながら

ミルクロードからヒゴタイロード。


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産山から広域農道を走って

R57を西に向かう。


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奥豊後グリーンロードをすこし走って

祖母山に向かう道に入ると到着。


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「健男霜凝日子神社」


「たけおしもごおりひこじんじゃ」と言うすごい名前の神社。



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車が3台ほど停めれる綺麗に舗装された

駐車場の日蔭部分にバイクを停めて境内にはいるとそこは苔の世界。


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本殿はいたって普通の素朴な拝殿でしたが

境内にはでっかい樹がありました。


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「神原のトチ」と言って樹齢は550年らしいよ。


その神々しいトチの樹の根元には

これまた巨大なサルノコシカケ。

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湿潤な森のおかげなのか

超巨大に育ってる。


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2.5頭身の可愛い狛犬と本殿に挨拶して

数か月ぶりの集合。


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ちゃんとソーシャルな距離を保って。


んでやってきた神社なんだけど

本命はこの健男霜凝日子神社の下宮なんだよね。


スマホで地図を確認すると

ここから500mくらい先らしい。


バイクで移動すると簡単に鳥居を発見。

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鳥居からは先を見なかったことにしたいくらい

階段が続いてる(汗)



最初の踊り場まで登ったところからの景色 ↓

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すっごく私好みの里山風景です。


再び階段と戦う。

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二の鳥居かな?


どうかこの先の階段で終わりでありますように。


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登山してるからといって

きつい物はきついんじゃ。



すると願いがかなったのか

この階段を上ると外宮の拝殿がありました。

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御朱印などもらえるような雰囲気の神社ではないけど

しっかり岩窟にめりこんだ拝殿がかっこいいのよ。


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久しぶりのめりこみシリーズで落石から守る

掩体壕ような屋根が特徴的です。


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拝殿の端っこからめり込んだ岩の奥を覗いてみると

地層がくっきり。


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以前竹田で廃道の隧道を見たときの

地層と一緒だ。


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しっかりツーリングの安全と悪疫退散を願って

ツーリング再開。


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再び奥豊後グリーンロードに戻って

迷走してはナビと喧嘩しつつ次のスポットに到着。

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わたしがプランを組んだんだから

やっぱり目的地は「隧道が好きだ」のスポットなの。


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名前はわかんないけど地名が大字倉木なので

倉木隧道でいいのか?


入口は天井が薄くて脆そう。


でも照明がついてるので

廃道ではありません。


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中は竹田周辺でよくみる

地質で素掘りのノミの跡が無数に残っています。


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反対側もかっこいいけど

地面は苔で滑るのでバイクはUターンした方が良さそうだ。



それと他の隧道では見たことない

中にもう1本の隧道。

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たぶん人道として人が通れるだけの大きさで掘られた隧道が

車が通れるように拡幅工事するときに

カーブしてた人道の一部がそのまま残った形だと思います。


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ちょっと珍しい隧道探検をした後は

本日のメインの場所へGO!


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今日はやたらと良く通る

奥豊後グリーンロードからk7


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どんどん山奥へ入ろうとするところの

分岐から坂を下ったら「滞迫峡」

(「たいざこきょう」と読みな)

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トイレもある駐車場の日陰にバイクを停めて

すこし階段を下って渓谷に降りると

足元にカブトムシがいました。


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なぜか岩の上に(笑)


今年は天然のカブトムシはこれが初めてだよ。

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夏も終わりに近いので弱ってるのかな?


元居た岩の上に戻してあげたら

河原を歩いて川へ。


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ヒァーーーーー!


めっちゃ水が綺麗。

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最初は渓谷の柱状節理の絶壁に目がいくけど

川の透明度に感動だよ。


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九州の自然はやっぱり素晴らしい!



すっごく山奥にいるようでも

見上げると橋も見える比較的来やすい場所なんです。

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渓谷にせせらぎの音と3人の歓声が響く


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綺麗なので水中も覗いてみるね。




ブクブク・・・・



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わ~、やっぱり透明度凄いわ。



ここがメインの目的地なので

さっさとブーツもソックスも脱いでバシャバシャ。

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あまりに気持ち良すぎて

ソロだとパンツ一枚になってたかも(笑)



でもサンダルを忘れたので

歩くと足つぼ状態で変な声が出ます。

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綺麗なのでほとんど苔など生えてないけど

うっすらと生えてる苔はいかにも鮎が好きそうな良い苔でした。


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とりあえず3人で距離を取りつつ

足湯のように涼を堪能。

(歩くと足つぼになっちゃうから)



川を見てると小さなエビや魚がいるので

ブクブク水中カメラで撮りたいんだけど

なかなか写んないんだよね。


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もちっこさんにパンツ1枚になって

泳いでもおこちゃまが遊んでるようにしか見えないから

泳いでおいてよと言ってみたりしつつ川の真ん中を目指すけど

透明度が高いので深さの感覚がつかめない。


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底が見えるので浅そうに見えるけど

すぐに膝丈になっちゃうよ。



すっかり暑いということを忘れるほど

「涼」を満喫したらバイクに戻って下から見えていた橋の上。

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橋の真ん中に停めて下を覗くと・・・


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滞迫峡を上から見れます。


お尻がムズムズする~。


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そのまま橋を渡って

大規模林道を走ると出会橋があります。


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渓谷に架かる美しい石橋ですが

実はこの出会橋を眺めてる橋も石橋なんです。



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出会橋から轟橋。



石橋としてはかなりの高さの橋で

古い鉄道橋と見間違えそうです。

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実は轟橋の上で下の橋を眺めてると

軽トラが停まって地元のおじさんが川まで降りて

2本の橋が一緒に見れ場所があると教えてもらったんだけど

夏で藪がすごくて降りる道が見当たらなかったよ。


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あぁ、こうして私のツーリングは

歩きが多くなるのね(笑)



2連の美しい石橋を愛でたら

豊後大野の長閑な道を選んでのんびり。

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稲穂の花が終わり穂が付き始めた田んぼと夏の終わりの空が

なんと美しいことか!


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九州の里山の風景はわたしをこのうえなく癒してくれます。



大きな道を使わず

こんな長閑な道を進むと本日2本目の「隧道が好きだ」のスポットです。

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名前はしらん。


緒方町の知田地区と天神地区の間にある隧道で

ザラザラのコンクリートの吹き付け処理がされた隧道。

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明かりが点いてるのでもちろん現役の隧道で

奥へ進むと・・・



ほほ~う。


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途中から変わるのね。


反対まで抜けて見ると

同じ隧道と思えない入口でした。

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四角で入って普通になって吹き付けになる

三段変化の隧道でございました。


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隧道は入ってみないとわかんない楽しさがある。



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では本日ラストの集合!


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この隧道を抜けるとR502に出るので

東に向かって高速で帰るか

西に曲がって玖珠方経由で帰るか迷ったけど

それほど暑くないので玖珠経由で帰ろうかな。


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竹田からR442に入って

再び草原が見え始めたところでいずみ屋に寄って

カボスのスムージーでクールダウン。

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アイスクリームが有名なお馴染なお店ですが

スムージーは夏にピッタリ。


ただお値段が倍なのと作る時間も倍なので

並んでる時は待ち時間が長くなりそうだよ。



3人で木陰でスイーツタイムを取りながら

そのまま帰るかどこかで遅いランチにするか相談。


基本わたしはコロナ対策してくれてるお店で空いてるか

テイクアウトじゃないと利用しないようにしてたのだけど

時間的に玖珠の金太郎は空いてるかもしれないので

ランチは金太郎にします。


瀬の本高原を抜けてファームロードを走りながら

あれ?金太郎のランチって何時までだっけ?



今、13:35


14時までだと間に合わないぞ。



不安だったので湧蓋温泉郷にある

岳の湯地獄温泉裕花でストップ。

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ここでkiyomakoさん(金太郎)に電話。


するとランチは14:30オーダーストップで

15時までらしい。


「ちょっとギリギリになりそうですが

よろしくお願いします」と電話を切る。


その電話をしてる間にもちっこさんは

大好きな温泉の蒸気で蒸したゆでたまごをいっぱい買っとる(笑)



一個分けてもらって

R387で玖珠を目指すけど豪雨災害の影響で

片側交互通行だらけでなかなかスイスイと進まないんだよ。



でも何とかギリギリで入店!

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着くまでとり天定食とかいっぱい食べるつもりだったけど

R387を走って宝泉温泉を通過したくらいから

急に風がドライヤーレベルになって食欲が・・・(汗)


なのですこし軽い

昔ながらのオムライスにしました。

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美味しい!


すこし軽くしたと言ってもボリュームがあるので

お腹一杯。



お客さんはだれも居なくで3人だけだったので

kiyomakoさんも厨房から出てきて

旅行のお土産話しをいっぱいしてもらったよ。



ご馳走様。



すこし15時を過ぎちゃったけど

すっかり寛がせてもらいました。


周辺は通行止の道も多いので

普通に一目八景を通るルートで耶馬溪まで走って

途中からメイプルファームロードへ入って「道の駅やまくに」で

フルーツのお買い物。


後は英彦山を越える野峠で帰るのだけど

向かう先の雲が黒い。



クネクネ道だらけの野峠で雨はやめてよ~と

心で叫びながら走ると雨は降らなかかったけど

降った直後なのかずっとウエットなの。

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一目八景で大回りするルートを取ってなかったら

ちょうど降ってる時間に当たってたかも。



雨には運よく当たらなかったけど

峠を下り始めると乾き始めたので

野峠だけ濡れてたという呪いのような状態だったよ(笑)


それはそれでひんやりして気持ちよかったのだけど

晴れた下界へ下るともう呼吸もつらいくらい暑い。


涼しい中を走ってたぶんだけ

この暑さは苦痛でしかない。



どこかで停まって解散の挨拶をと考える余裕もないくらい暑いので

そのままノンストップで走って道なりの解散になりました。


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本日の走行距離は419.9km


14時過ぎには帰ってこようと思ってたけど

普通にフルタイムで走ってしまった。


銀ガメ号さんはウエットな野峠を走ったおかげで

ドロドロだったけど暑いため翌朝の涼し時間に洗車しました。

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綺麗になったバイクで

次はどこへ行こう?



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